実績
<<沖縄ロースクール奨学金>>
2017年 3名
2016年 1名(医学部)
2015年1名
2014年 1名
2013年 1名
2012年 2名
2011年 1名
2010年 1名
2009年 2名
2008年 1名
2007年 1名
2006年 2名
2005年 1名
2004年 3名
合 計 21名

法曹 7 名


鎌倉フェローシップは、奨学事業を通じて時代のフロンティアを照らします。

女性の活躍、沖縄における国際的な諸問題に、新しい知恵で当たる青年を応援します。

2004年は、日本のロースクール元年であり、「鎌倉フェローシップ」の創設年でした。

沖縄は特別な地です。文化的な魅力はさることならがら、地政学的にアジアに開けています。子育てをしながら法律家を目指す女性や、国際性豊かな法曹を目指す青年にとり、これほど時代の目を養うための環境はないといってよいくらいです。東京や大都市圏の法科大学院ではなく、沖縄のロースクールに来ることに意義を見つけた青年に対し、給付型の「鎌倉フェローシップ・沖縄ロースクール奨学金」を開始しました。

当初は企業の出資に拠っていた鎌倉フェローシップは、2006年に静岡を本拠とする「財団法人鎌倉フェローシップ」、続いて2008年に沖縄に「一般財団法人鎌倉フェローシップ」を設立しました。活動は、沖縄ロースクール奨学金や静岡大学に対する「未来創成基金」への拠出の他「外国語スピーチコンテスト」、「出版」、「図書館」など多岐に渡っております。

鎌倉フェローシップ・沖縄ロースクール奨学金は、2017年で第14期となります。これまで卒業した奨学生の中から、沖縄で国際問題を専門分野に入れ、活躍する弁護士や、子育てをしながら事務所を経営する女性弁護士など、多数の法曹を輩出しました。

鎌倉フェローシップの奨学金の特徴は、第一に贈与であることです。

学生時代の奨学金の返済は軽くはなく年々厳しいものになっています。新しい時代、新しい価値の創出がますます重要になっている現在、有為の青年や社会で活躍すべき女性が、経済的な事情から学ぶという形で自己投資できないことは、公共にとって将来の大きな損失を意味します。鎌倉フェローシップの奨学金には、いかなる事情があっても(試験に合格できないという事情はもちろんのこと、途中で退学や休学をせざる得ない場合にも)返済義務が一切ありません。

「世代を超えて受け継がれるべき共同体のシステムとは?」

フェローシップという言葉には、「給付型奨学金」という意味だけでなく、「共同体」という意味がこめられています。鎌倉フェローシップは、この問いに答えるために“大河の源の最初の一滴”となるべく頑張りたいと思います。

一般財団法人鎌倉フェローシップ

代表理事 鎌倉淳璽